学校法人 聖フランシスコ学園 天使幼稚園
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1日の生活
8:00  希望者のための早朝保育(無料)を行っています
9:00 登園
モンテッソーリ活動
朝のお祈り
各年齢別の活動
自由遊び
12:00 お弁当//  希望者は「お弁当給食」を注文することができます。
自由遊び
13:00 降園準備
14:00 降園
18:00まで 希望者のための延長保育を行っています
月曜日放課後:希望者の英語教室(年長・年中児対象)
火曜日放課後:希望者の体操教室:チア教室(年長・年中児対象、年少児は3学期~)
年間行事
1学期 4月 始業式
入園式
5月 マリア祭
母の日の集い
春の遠足(親子)
6月 父の日の集い
7月 夏祭り(全園児)
夏休み預かり保育
夏休み
8月
夏休み預かり保育
自由登園
お泊り保育(年長)
2学期 9月
10月 運動会
秋の遠足
11月 願書受付
七五三のお祝い
12月 クリスマス会
冬休み預かり保育
3学期 1月
2月 節分
新入園児体験入園
お店屋さんごっこ
3月 お別れ会
修了式
卒園式
春休み預かり保育

天使幼稚園の日々の様子を、
ブログを通してお届けしています。
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天使幼稚園のYouTubeです。
こちらからご覧ください。


<園長だより> <2016年度> <2017年度>  <2018年度> 
<2019年度> <2020年度> <2021年度> <2022年度> 
<2023年度> <2024年度>
<園長だより「風」 6月号>
季節の行事
2025年5月23日
 5月7日の母の日の集い、16日の親子遠足、そして今週の保育参観と、繰り返し足をお運びいただきありがとうございました。働くお母さま方が増える中、幼稚園に来ていただく日を可能な範囲で減らしていますが、お子さまの成長を見守っていただくためには欠かすことができない行事があり、こうしてご協力をお願いしているところです。また、昨年度の保護者の会の役員さんから、幼稚園に来る日が減って助かっている反面、保護者同士のつながりが薄くなっているので、何かよい方法はありませんかというご相談を受けました。そこで、今年の親子遠足は「交流を深めること」を大きな目的とし、教職員もみなさんがお弁当を食べている輪の近くで食事をし、食事の後、子どもたちと一緒に遊び、交流をすることができる時間をとることにいたしました。今年はちょっと遠慮がありましたが、来年からもお食事の時間、みなさんの近くに行きますので、良かったらお声をおかけください。

 子どもたちの成長を援ける行事は、幼稚園行事だけではありません。長い伝統があり、四季の変化がある日本では数多くの季節の行事や催しが行われています。

 6月1日は「衣替え」。天使幼稚園でもこの日を境に冬服から夏服へと切り替えます。暑くなってきたから衣服を替えるというのは自然な対応ですが、なぜ日を決めて一斉に衣服を替えるのか不思議に思ったことはありませんか。衣替えは、今から1000年以上前の平安時代に、中国から伝わった習わしが宮中で取り入れられ、やがてそれが庶民の間にも広がっていきました。明治時代になって洋服を着るようになると、軍人や役人、そして学生が制服を着用し、6月1日と10月1日の衣替えの日に、その制服を一斉に替えるようになりました。

 こうして、この日は季節の変化を感じることができる日になりました。また、子どものころは、衣替えで昨年着ていた洋服を出してみると、体が大きくなっていて、もう着ることができないということも多く、お子さまと共に1年間の成長を振り返るきっかけにもなりますね。

 6月10日は「時の記念日」です。天智天皇が「天智天皇十年四月辛卯条(西暦671年6月10日)」に、近江京に水時計(漏刻=ろうこく)を設け、それを使って初めて時を知らせる鐘鼓(しょうこ)を鳴らしたということから、大正時代にこの日が時の記念日と定められました。ただ、日本初の水時計はそれより11年前の斉明天皇六年五月(660年)、明日香の地に、中大兄の皇子(後の天智天皇)が初めて漏刻を造ったという記録があり、その跡が今も水落遺跡として明日香村にあるそうです。

 その後、時を知らせてくれる時計は時代と共に進歩し、わたしたちの暮らしの中で役に立ってくれています。

 天使幼稚園でも「長い針が8になったら、お食事の終わりのお祈りをしますよ。」など、子どもたちが時間の見通しを持つことができるような指導に時計を役立てています。子育てのアドバイスを記した本などには、いつまでも遊びをやめない子に「いつまで遊んでいるの、早く勉強をしなさい。」と言うと「今からしようと思っていたのに、言われたからやる気がなくなった。」と反発するケースがよくあるけれど、最初に「〇分から勉強にとりかかろうね。」という約束をして、本人に時間の見通しを持たせると、自ら時間を管理する力が身に付きます、という紹介もされています。時の記念日をきっかけに、子ども自身に時間の見通しを持たせ、自分で時間を管理できるよう導くことも良いのではないでしょうか。

 6月にはその他にも「父の日」や「入梅」「夏至」があり、さらには「紫陽花祭り」なども開かれています。子どもたちには、季節を感じるそのような行事や催しに親しみ、季節感を養うと同時に、それぞれの行事の意義を学び、自分のものとしていってほしいと願っています。
                   (園長 鬼木 昌之)
<園長だより「風」 5月号>
出会い
2025年4月25日
♪ 友だちになるために 人は出会うんだよ ♪ (作詞:新沢 としひこ/作曲:中川 ひろたか)

「ともだちに なるために」の歌い出しです。4月になり、天使幼稚園にも大勢の子どもたちが入園し、たくさんの仲間と出会いました。3月に天使幼稚園を巣立っていった卒園生たちも、新しい学校で新しい仲間に出会っています。また、天使幼稚園の子どもたちだけではなく、4月を迎え、多くの人たちがそれぞれの場で、数多くの出会いを体験しています。新しい環境の中に飛び込んでいくとき、期待と不安が交じり合って複雑な思いになることが多いけれど、新たな出会いの中で、共に語り合える人、友だちができると安心感が増していくものです。

 この歌はさらに

  ♪ どこのどんな人とも きっと わかりあえるさ ♪
  ♪ 同じようなやさしさ 求めあっているのさ ♪
  ♪ ひとり さみしいことが 誰にでも あるから ♪
  ♪ 誰かを 傷つけても 幸せには ならない ♪

と続いていきます。自分たちは決して一人ではなく、お互いに弱いところはあるけれど、共に分かり合い助け合っていくことの大切さをこの歌は教えてくれています。

 「竹馬の友」という言葉があります。幼いころに出会い、共に過ごした仲間と長く付き合い、かけがえのない親友になったという方も多いのではないでしょうか。また、子どもたちだけではなく、大人になってからの出会いによって助けられた経験がある方もいらっしゃることでしょう。初めての子育てで、どうしたら良いかと悩んでいるときに、同じ園に通う方と出会うことで、互いに悩みを打ち明け合ったり、アドバイスをもらって安心したりということも数多くあるものです。

 わたしたち人類(ホモ・サピエンス)は、大きな獣より力は弱く足も速くないなど弱い存在で、単独では生き残ることが難しい生き物でした。でも、仲間と助け合うことを通して大きな獲物をしとめたり、互いに知恵を出し合って暮らしやすい環境を生み出したりしながら、今のように進歩してきました。仲間を作り共に助け合っていくことは人類の発展には欠かすことができないもの。脈々と続いてきたこの歩みが、他者との出会いを大切にするわたしたちの血の中に流れています。

 ♪ 今まで出会った たくさんの きみと きみと きみと きみと きみと きみと きみと
   これから出会う たくさんの きみと きみと きみと きみと ともだち ♪

過去の出会いも、未来の出会いも、私たち一人ひとりにとって大切なもので、多くの出会いの中、友だちを増やしていくことができるものです。

 昨年の5月号でも紹介した聖歌「嬉しいこころ 楽しいこころ」に、次のような歌詞があります。

 ♪ 喜びが 大きくったって 自分だけなら 喜びはただひとつ 増やせはしない
    喜びは みんな一緒に 味わうものさ 喜びを分け合って 大きくしよう ♪
 ♪ 苦しみが 大きくったって 心配せずに 苦しみはみんなで 乗り越えようよ
    苦しみに 友よその手を貸してあげよう 苦しみを分け合って 小さくしよう ♪
                              (作詞/作曲 末吉良次)

喜びも、苦しみも、出会った仲間、友だちと一緒に味わい、乗り越えていくことができると良いですね。
                     (園長 鬼木 昌之)
<園長だより「風」 4月号>
自ら伸びる力・自立を育む
2025年4月8日
 51人の新園児(年少47人・年中2人・年長2人)、そして、クラス担任や預かり保育の先生など6人の新しい職員を迎えて、2025年度がスタートしました。天使幼稚園にも新しい風が吹き込んでいます。

 「自ら伸びる力を育む」という目標を掲げて取り組んできた昨年度。日常の生活の中で、子どもたちが自分たちの意見を出し合って共同作品を作る場を増やしたり、わんぱくDayでの泥んこ遊びやハロウィンパーティ等の新しい企画を取り入れたりすることなどを通して、子どもたちの可能性を広げてきました。また、「クリスマス会は、自分の力を神さまや観てくださる方のために使うことが大切なことですよ。」と目的をしっかりと伝えることで、主体的に取り組む素地を養うなど、一人ひとりの力を育む保育を進めてきました。

 今年度は、昨年度の成果を土台としながら、さらに子どもたちの力を伸ばしていくことができるように「自ら伸びる力・自立を育む」ことを目標として掲げました。

 かつての教育は、先生が教える内容を子どもたちが学ぶことが中心になっていました。「学ぶ」という言葉は「まねる」からきているとも言われ、子どもたちは先生の真似をしながら知識や技能を身に着けていました。その姿は、先生が黒板に書く内容を、子どもたちがノートに写し取り、そのノートを頼りに大事なことを覚えていったという昔の学校の様子に象徴されています。ただ、そこからは主体的な学びは生まれないという反省から、子どもたちが自ら学ぼうとする姿勢を持つことを大切にするという方向に変化しています。

 子どもたちの主体的な学び育むために大切なことが、環境を整えることです。環境を整えることには、いろいろな段階があります。

 まずは、子どもたちの興味関心を広げることができるように、多くの場や教具などを提供することです。限られた環境の中で育っている子は、そこに準備されたものの中からしか選ぶことができません。自然、社会、ことば、数、芸術、運動……。それぞれの分野の中でも、多くの場を準備することあるいは紹介することで、子どもたちが「やってみたい」と思えるものを選ぶ範囲が広がります。

 次に、「〇〇しなさい。」という指示に沿って子どもたちを動かすことではなく「どうすれば良いか考えてみよう。」という声かけをすることを通して、子どもたち自身が自分で解決策を考えるよう方向づけることです。そこでは、失敗を恐れないようにする環境も必要になってきます。子どもが失敗しないようにアドバイスをし、上手に物事を進めることができるようにすることは数多くあるものです。でも、それでは、子どもからしっかりと考える場を奪ってしまうことになってしまいます。危険なことは避けなければなりませんが、そうでなければ、失敗を繰り返す中、自分自身で解決策を見つけ出すのを待ってあげることが大切です、失敗を繰り返しながら、それを乗り越えて何かが達成できた時、その達成感は大きく、また困難を乗り越える力を養うことにもつながります。
 さらに、がまんする心を培うことも大切なポイントです。最近子どもたちの様子を見ていると、自分の思いが通らないと、いやだいやだと駄々をこねる傾向が強くなってきているのを感じます。子どもの思いを尊重することも大切ですが、世の中は、何でも自分の思い通りに行くものではなく、大きくなるにつれ、自分のしたいことを我慢することが必要になってきます。その素地を養うためにも、小さいうちから我慢する心を養うことが大切です。ただ、それは、いつもいつも我慢を強いるということではなく、その子の成長を見極めながら少しずつ我慢できることを増やしていくことが重要です。

 また、数年前ベネッセ教育情報サイトに「自分の荷物は自分で持とう」というコラムが掲載されていました。自分の荷物を自分で管理する習慣が身につかず、忘れ物をお家の方のせいにする傾向がみられるというもの。小さなことかもしれないけれど、このような大人の手出しが、子どもの成長の芽を摘み取っていると結んでいました。

 この1年、一人ひとりの子どもの自立の芽を育てることができるように、ご家庭と幼稚園とが協力しながら歩んでいきたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。
                         (園長 鬼木 昌之)

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