学校法人 聖フランシスコ学園 天使幼稚園
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1日の生活
8:00  希望者のための早朝保育(無料)を行っています
9:00 登園
モンテッソーリ活動
朝のお祈り
各年齢別の活動
自由遊び
12:00 お弁当// NEW 希望者は「お弁当給食」を注文することができます。
自由遊び
13:00 降園準備
14:00 降園
18:00まで 希望者のための延長保育(30分~200円)を行っています
  NEW 今年度から定員をなくし、必要な方が利用できるようにいたしました。
月曜日放課後:希望者の英語教室(年長・年中児対象)
火曜日放課後:希望者の体操教室:チア教室(年長・年中児対象、年少児は3学期~)
年間行事
*2021年度の行事計画はコロナウイルスの状況を見て進めています。

1学期 4月 始業式
入園式
5月 マリア祭
母の日の集い
春の遠足(親子)
6月 父の日の集い
7月 お泊り保育(年長)
夏休み預かり保育
夏休み
8月
夏休み預かり保育
自由登園夏期保育
夕涼み会
2学期 9月
10月 運動会
秋の遠足(シーパラダイス:年中・年少)
おいもほり遠足(年長)
11月 勤労訪問
12月 クリスマス会
冬休み預かり保育
3学期 1月
2月 新入園児体験入園
3月 修了式
卒園式
春休み預かり保育

天使幼稚園の日々の様子を、
ブログを通してお届けしています。
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  <2016年度> <2017年度>  <2018年度> <2019年度> <2020年度>
<2021年度>11月号
記 念 日
2021年10月25日
 10月31日はハロウィン。今、街中を歩くとかぼちゃのお化け(ジャック・オー・ランタン)がたくさん飾られています。(天使幼稚園の玄関ホールにも誰かが持ってきて置いてくれていますよ)

 古代ケルトの暦では11月1日が新年とされ、その前日の10月31日の夜には先祖の霊が家族に会いに来ると信じられていました。でもその時、悪霊(あくりょう)や魔女も一緒にやってきて、人々にわざわいを起こすと考えられていたので、人々は、仮面を被(かぶ)ったり仮装をしたり、魔除けの焚火(たきび)をしたりして悪霊を追い払おうとしていたそうです。やがてその風習が各地に広がり、2000年ころから日本でも流行するようになりました。

 このような特別な日はハロウィンだけではありません。インターネットで「今日は何の日」と検索すると、1年366日、毎日何かの記念日になっていることが分かります。ちなみに10月25日は1951年戦後初の国内民間航空会社として設立された日本航空が、東京~大阪~福岡の運航を開始したことから「民間航空記念日」になっているそうです。

 日本に住む人にとっての共通の記念日には「国民の祝日」があります。もうすぐ訪れる11月3日は、自由と平和を愛し、文化をすすめる「文化の日」、11月23日は、勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう「勤労感謝の日」として、学校や会社はお休みになり、みんなでお祝いする日とされています。この他にも3月3日の「雛祭り」や7月7日の「七夕」、11月15日の「七五三」なども、たくさんの人たちがお祝いをしています。

 このような共通のお祝い日だけではなく、家族の中にもお祝い日がたくさんあります。家族みんなの誕生日、お父さんとお母さんの結婚記念日、みなさんが幼稚園に入園した記念日、みなさんが初めて立った日や歩いた日を、記念にメモしてくださっているお家もあるかもしれませんね。

 こうして何かの記念日をお祝いするのはなぜでしょう。

 それぞれのお祝い日には、ハロウィンや国民の祝日で紹介したように「由来」があり、先人たちの知恵が込められ、今を生きる私たちにメッセージを送ってくれています。その意味をかみしめながらそれぞれの行事に取り組むことを通して、後世の人々は、先人の知恵に活かされることができるもの。でも、長い年月を経る間に、その本来の意味が忘れられ失われていることも多いようです。

 また、いろいろな記念日には、共に生きる人同士の絆(きずな)を深める意味も込められています。特に家族の中の記念日は、「生まれてきてくれてありがとう」「今までお世話してくれてありがとう」という感謝の思いが込められ、亡くなった方の命日などは、これまで受けて来たたくさんの恩に感謝し、その方の永遠の安息を願う気持ちを込めて祈る日になっています。

 記念日は、このような特別な日だけではありません。

 1987年に発行された俵万智さんの歌集「サラダ記念日」には、「『この味がいいね』と君が言ったから七月六日はサラダ記念日」という歌が納められています。さりげない日常の出来事の中にも記念日を生み出すことができるのです。

 また「不思議の国のアリス」の中ではマッドハッターと三月うさぎが「なんでもない日おめでとう」と歌っていました。何もなくても、日々の暮らしの中、感謝の思いを持つことができると「おめでとう」と祝うことができるもの。茶の湯の世界でも「一期一会」という精神があり、同じ顔触れのお茶会であっても、今日のお茶席は今日限りのものだから、この一瞬の出会いを大切にお茶を点てているそうです。

 私たちの日々の暮らしの中でも、1日1日を、この日この時しかない大切な記念日と考え、一つひとつの行動の意味・意義を見つけて生きることができるといいですね。

 今日は「記念日」のことを考えることができた「記念日」です。 
               (園長 鬼木 昌之)
<2021年度>運動会号
できることをひとつずつ
2021年10月6日
 2日に分けた今年の運動会も無事に終えることができました。コロナ感染対策のため、平日開催にしたり、家族の方の参加を制限したりという対策に、ご理解とご協力を賜りありがとうございました。

 コロナの新規感染者が3~4000人を超える日が続いていた8月下旬。その後、感染者は増え続けるのか減少し始めるのかという見通しが立たない中、今年の運動会をどうしようという話し合いが始まりました。

 緊急事態宣言が出されたまま迎える2学期。幼稚園はしばらく午前保育を続け、さらに、感染が心配な方は出席を見合わせることになるだろうということで、練習が充分にできないことが考えられました。しかし、子どもたちにとって、幼稚園での大切な思い出であり、運動面での成長を援ける運動会を中止する選択はしたくありませんでした。そこで、どのような形であれば運動会ができるのか、どのような手立てを組めば、みんなが参加できる運動会ができるかを相談しました。

 まず、練習をほとんどしていなくても、当日、先生たちがサポートすることでできる内容をと考えました。また、年長さんはこの運動会を含め、いろいろな係の代表を決めて活躍する場を設けていますが、今回はその役割をクラスごとに分け、年長さん全員が活躍できるようにしました。

 2学期がスタート。運動会に向けての練習を始めました。お休みのお友だちが多い日もあったけれど、あらかじめ想定していたので、先生たちも焦ることなく、参加した子どもたちと、ゆったり楽しく練習に取り組みました。コロナ以前だと、できるまで繰り返し繰り返し練習を重ねていましたが、今年はお休みしていたお友だちも、本番でできるようにと丁寧に指導していきました。

 そして迎えた運動会。子どもたちは、練習してきたことを精一杯発揮し、がんばってくれました。むしろ練習の回数が少なく、コロナ以前は、「また練習?」「疲れたな。」という思いが出た後本番を迎えるところ、今年は、子どもたちがもっとやってみたいなという気持ちのピークの時に運動会の本番を迎えることができたようです。


 「しゅわーしゅわー」とかわいく踊った年少さん、元気な怪獣になった年中さん、Snow Manの曲に乗ってかっこよく踊った年長さん。それぞれの学年のおゆうぎもしっかり踊ることができました。年少さんのかけっこも「よーい・どん」の合図に合わせて走ることができ、年中さんもコーナーに沿って走ることに挑戦しました。年長さんも最後の一人までしっかりバトンをつなごうという気持ちでみんながんばって走りました。年長さんは以前のように互いにふれ合ってする「組体操」ではなく、一人ひとりが自分の技をしっかりとすることで、全体の美しさを表現する「集団演技」に取り組みました。

 今年は「どこまでできるようになるか」より、一人ひとりが「楽しく参加できるか」を大切に考えて準備をしてきた運動会でした。また、昨年同様、会場が密にならないように、お子さま一人に保護者の方お一人と参観を制限させていただきました。お家の方みなさんに見ていただくことはできなかったけれど、ゆとりのある会場で写真やビデオをゆっくり撮っていただいたり、お子さまの演技する場所に移動しながら応援していただいたりすることもでき、こちらもゆったりとした気持ちで見ていただくことができたのではないかと思います。参観していただいた保護者の方、そして今年も入ってもらった写真屋さんやビデオ会社の写真やビデオを通して、お子さまの活躍の様子をご覧いただければと思います。

 コロナの新規感染者は、ようやく減少してきました。しかし、まだまだ油断することなく感染予防を図ることが必要な日々が続きます。これからの園生活、そして12月のクリスマス会に向けて、これからもできることを、ひとつずつひとつずつ実践していきたいと考えています。

 これからも、よろしくお願いいたします。
                       (園長 鬼木 昌之)
<2021年度>10月号
秋の風景
2021年9月24日
 9月21日は中秋の名月。月の出の時間は東の空に雲があり、月の出を見ることはできなかったけれど、その後、天高く昇ってきたまんまるお月さまが、きれいな姿を見せてくれました。桃の節句(雛祭り:3月3日)や、七夕(7月7日)は新暦で祝うようになったので、桃の花の季節や織姫(おりひめ)や牽牛(けんぎゅう)が、空高く昇る季節と少しずれてしまっているけれど、中秋の名月は旧暦で祝うので、澄み切った秋の空に輝く月を愛(め)でることができています。

 「きのおうち」の裏には、真っ赤な彼岸花が咲いています。春の桜はその年の気候によって早く咲いたり遅く咲いたりするけれど、彼岸花はその年の気候に関わらず、毎年秋のお彼岸を待っていたかのように花を咲かせます。不思議なものです。彼岸花の別名は「曼殊沙華(まんじゅしゃげ)」これは梵語(サンスクリット語)で「赤い花」「葉に先立って赤花を咲かせる」という意味があるそうです。彼岸花は田の畔道などにもよく植えられています。これは彼岸花の球根に毒があり、モグラなどがそれを嫌って畔を掘り起こすことがないからとのこと。

 9月の中旬から10月にかけて、道を歩いていると、どこからともなく良い香りが漂ってくることがあります。周りを見渡すと、オレンジ色の小さな花を咲かせているキンモクセイ(金木犀)が。キンモクセイの別名は「千里香」、遠くまで香りが届くので、結構離れたところに咲いていることもあるようです。このキンモクセイは、春のジンチョウゲ(沈丁花)、夏のクチナシ(梔子)と共に「三大香木」と呼ばれ、人々に親しまれています。

 秋の空といえば、魚のうろこのような「うろこ雲(巻積雲)」や、もこもことした「ひつじ雲(高積雲)」。うろこ雲は5, 000mから13, 000mという高い空に浮かんでいます。一方のひつじ雲は、2,000mから7,000mの空に浮かんでいる雲です。昔からの言い伝えに「うろこ雲は雨」というのがあります。うろこ雲がだんだん下がって大きく見えるようになってきたら、雨が降る確率が高くなるそうです。

 園舎とてんしの家の間、祈りの部屋の横からは「リーリーリー」という虫の声が聞こえています。これは何の鳴き声でしょうか?姿を見ずに泣き声だけで聞き分けるのはなかなか難しいものです。虫の鳴き声は「むしのこえ」の歌詞がヒントになるようです。

 あれ松虫が、鳴いている ちんちろちんちろ、ちんちろりん
 あれ鈴虫も、鳴きだした りんりんりんりん、りいんりん
 秋の夜長(よなが)を、鳴き通すああおもしろい、虫のこえ
  きりきりきりきり、こおろぎや がちゃがちゃがちゃがちゃ、くつわ虫
  あとから馬おい、おいついて ちょんちょんちょんちょん、すいっちょん
  秋の夜長を、鳴き通す ああおもしろい、虫のこえ 
      (文部省唱歌:作詞作曲不詳)

 これから日ごとに深まりゆく秋。「芸術の秋」「読書の秋」「スポーツの秋」「実りの秋」そして「天高く馬肥ゆる、食欲の秋」。いろいろなことに取り組みやすい気候になっていきます。

 子どもたちの感性を育てるためには、まず周りにいるおとなが、自然の変化や環境に感動することが大切です。身の回りの変化に気づくことができること、そして、そこから「何だろう?」「どうしてだろう?」「どうなっていくのかな?」と興味関心を持つことが、子どもたちの「知的好奇心」へとつながり、一人ひとりの成長の糧となっていきます。

 秋の日々や秋の夜長、親子一緒に五感を研ぎ澄まし、自然からのメッセージを受けることができると良いですね。
                   (園長 鬼木 昌之)
<2021年度>9月号
目標達成シート
2021年9月3日
 この夏、MLB(Major League Baseball)ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平選手の活躍が、連日伝えられてきました。投手として8勝を挙げ、打者としても42本のホームランを打ち、さらに22個の盗塁を決めるなど、投げても打っても走っても一流の成績を収めています。

 大谷選手は、日本ハムファイターズに入団する前から投打の二刀流を希望し、栗山英樹監督もその意志を尊重して二刀流を認め、移籍したエンジェルスでも同様に起用したことが、今の活躍につながっています。

 さらに遡(さかのぼる)ると、大谷選手は高校生時代から高い理想を掲げ、目標に向かって努力してきたエピソードが紹介されています。そのひとつに「目標達成シート(マンダラチャート)」が挙げられています。

 このシートは、下図のように真ん中に九つのマスがあり、その周りを八つの枠で囲んだものです。


① シートの中心のマスにテーマ(目的や目標)を設定します。
② 中心を囲む八つのマスに、テーマを達成するため必要と思う項目を書き込みます。
③ シート外側の各3×3の枠には②の8つの項目それぞれを達成するために求められる具体的な方法を書き込みます。

 大谷選手は、グラウンドにゴミが落ちているとさりげなく拾い、またその笑顔が多くの人々に好感を持たれています。それらの行動や性格は、高校時代からこうして目標を達成するために必要なことを、分析し実行してきたことにつながっているようです。さらに二刀流を認める監督に恵まれたことは、シートに掲げた「運」の部分も、強い願いと実践によって自分のもとに引き寄せることができた結果でした。

 この目標達成シートは子育ての課題にも役に立ちます。例えば「片づけができない」をテーマにして中心に書き、片づけが出来ない要因を②に書き出し、③でその解決策をピックアップして実行するといった使い方です。課題やその解決策を見える化することで具体的な対応ができるようになるものです。

 「どこかまだ足りないところがある」「まだまだ道があるはずだ」と、
           考え続ける人の日々は輝いている。~松下幸之助~

 未来に向けて育ちゆく子どもたちだけではなく、その子どもたちの成長を援け見守る私たちも、今以上に大きく成長する可能性を持っています。

 子どもも大人も、その第一歩は「現状を改善すること」。これは、日常生活の中で度々必要になることです。でも多くの場合、何をすれば良いか思いつかないまま流れていってしまいます。現状を改善するためにはどんな課題があるかを②に書き出し、③でその解決策を考えていくことを通して、日常の生活を大きく変えていくことができるものです。

 さらに、日常生活に追われていると未来を見据えることがなかなかできないものです。「将来に向けて大きな目標を持つこと」これもまた、人生には欠かすことができないことです。「5年後・10年後、そして人生の終わりの時まで」という目標を掲げ、それに向けて歩み続けることができると、日々の生活もまた豊かなものになっていくことでしょう。その気づきのために、この目標達成シートを使ってみるのも良いものです。きっと今までに気づかなかった、子どもや自分の良さ・特性を見つけ、目標に向かって歩むことを通して、日々の生活もさらに充実したものになっていくではないでしょうか。
                     (園長 鬼木 昌之)
<2021年度>夏休み号
歩こう 歩こう
2021年7月19日
♪ 歩こう歩こう わたしは元気 歩くの大好き どんどん行こう ♪(中川 李枝子:作詞)

子どもたちが大好きなとなりのトトロの主題歌「さんぽ」です。

 朝、子どもたちのお迎えをしていると、ついこの前までベビーカーに乗っていた小さな弟妹が、お家の方と手をつなぎ、自分の足で歩いてくる姿をよく目にします。とことことおぼつかない足取りながら、その顔は生き生きとしています。それから少し経つと、足取りもしっかりとし、ベビーカーに乗せようとすると「いやいや」をして、自分で歩きたいという意思をしっかりと表すようになっていきます。歩くことができるようになった子どもにとって、歩くことは大きな喜びになっています。

 人類が大きく進化するきっかけになった出来事のひとつに「直立二足歩行」が挙げられます。国立科学博物館の馬場悠男名誉研究員は「直立二足歩行がすべての始まり。これがなければ人類の今はなかった」と話されているそうです。直立二足歩行をすることができるようになった人類は、両手を使って物をつかんだり、指先を細やかに動かすことによって様々なものを作り出したり、さらに頭が体軸の真上になったことで、大きな脳を支えることができるようになり、知恵の発達にもつながりました。人類にとって歩くことは、存在の根幹につながるものと言えるようです。

 また、歩くことの効用も多く知られています。歩くことによって肥満予防につながったり、体を動かすことで筋力がアップしたり、骨の強度を増したりすることも期待でき、また、健康寿命を延ばすことにもつながります。

 江戸時代、人々は東海道53次を2週間程度で歩いていたそうです。1日平均33km。蒲田を起点とすると鎌倉の近くまでを、およそ8~10時間かけて歩いていたとのこと。当時の人々に比べると、現代人の歩く力はかなり劣ってきているかもしれません。

 生命保険の中にはスマホと連動して、毎日一定の歩数を歩くとポイントがつき、保険料が割引になっていくものがあるそうです。加入者がたくさん歩いて健康を維持すると、保険会社も保険金の支払いをしなくて済むということで、加入者にとっても保険会社にとってもメリットがある制度です。そのような制度を設けてでも、健康のために歩くことを人々に勧めなくてはいけなくなっていることを、この制度は教えてくれています。

 明日から夏休みが始まります。例年であれば、いろいろなところに旅行をする計画があるのでしょうが、昨年に引き続きコロナ感染収束のめどが立たず、人が大勢集まるところへのお出かけは、避けざるを得ない状況が続いています。それでも子どもたちが夏休み中、家の中に居続けるのは難しいもの。そうであれば、人があまり集まっていない場所に行くことも候補に挙がってきます。

「さんぽ」の歌詞は次のようにつながっています。

♪ 坂道 トンネル 草っぱら いっぽん橋に でこぼこ砂利道 くもの巣くぐって 下り道 ♪

アニメの印象でこれは田舎の風景のように感じますが、何も特別な場所に行かなくても、家の近所や少し足を伸ばした場所でも味わえるものです。わたしもコロナ感染が広がった後、電車などを使って遠出をする代わりに、近隣やちょっと離れた場所に歩いて行くようにしています。多摩川の堤防(3.0km)、大森貝塚(3.4km)、九品仏(4.5km)、林試の森公園(4.4km)、国立科学博物館附属自然教育園(6.3km)。歩いてみると、この辺りは結構坂道が多いこと、道が微妙に曲がっていて、まっすぐ行っているつもりだったけれど、いつの間にか横向きに歩いていたこと、家々の庭にたくさんの種類の草花が植えられていること等、多くの発見をすることができました。

 これから暑い日が続きそうですが、少し早起きをして涼しいうちに親子で散歩をし、親子共に健康増進を図りながら、今まで気づかなかったことをいっぱい発見する。そんな夏休みを過ごしてみてはいかがでしょうか。
                         (園長 鬼木 昌之)
<2021年度>7月号
見方を変えると
2021年6月25日
 6月14日、関東地方も梅雨に入りました。平年より1週間ほど遅く、ここ10年間では一番遅い梅雨入りだそうです。梅雨入り後、雨は降らなくてもジメジメした日が続き、先週は突然の豪雨のため園庭で遊んでいたお友だちが「きのおうち」に取り残されたりもしました。週間天気予報を見ると、今週末からは、ずらっと雨マークが並んでいます。傘をさして登降園をしなくてはいけなかったり、お外遊びができなかったりする日が続きそうです。

 福岡にいた時、1年間写真教室に通い、毎月1回撮影会に出かけていました。ある月の撮影会の日、朝から雨。「あ~あ、今日は濡れるからいやだなあ。」と思っていると、講師の先生が「今日は、撮影会日和じゃな!」とおっしゃいました。「今日のように雨に濡れると、しっとりとした良い写真が撮れるからなあ。」その日、傘をさしながら、雨の日ならではの構図を探し回りました。今までの常識が覆されたひとことでした。

 子どもたちは雨の日も大好き。水たまりがあるとその中に入ってバチャバチャと水しぶきを上げて遊んだり、傘をささず、雨に濡れるのを楽しんだりする姿もよく見られます。「よごれるよ。」「風邪をひくよ。」と大人が心配するのをよそに、子どもたちは雨を楽しんでいます。子どもと大人、雨の日の見方もそれぞれです。

 ポーランド出身のニコラウス・コペルニクス(1473-1543)は、天体の動きをつぶさに観察し、当時信じられていた、宇宙は地球を中心に回っているという「天動説」を覆し、太陽の周りを地球が回っているという「地動説」を唱えました。今では地球は太陽の周りを回っていることを誰でもが知っていますが、当時としては信じられない見方の変更でした。そこから常識を覆すような発見や新しい考え方を「コペルニクス的転回」と呼ぶようになりました。今まで常識だと思っていたことも、別の視点から見るとそれが覆るケースもあるものです。

 「そのころ、洗礼者ヨハネが現れて、ユダヤの荒れ野で宣べ伝え『悔(く)い改めよ、天の国は近づいた』と言った。」(マタイによる福音書第3章1-2)

 カトリック教会ではこの「悔い改める」ことを「回心(かいしん)」と呼んでいます。それは、ものごとの見方の根本を神さまに向けるということを示しています。自分の心のおもむくままにではなく、自分の思いを神さまに委(ゆだ)ね、罪や悪から遠ざかり、同時に神さまの恵みと助けに信頼して、生き方を変えようという決心を伴って心を新たにすることです。

 「悔い改め」をギリシア語で「メタノイア(METANOIA)」と言います。このことばを後ろから読むと「アイノタメ(愛のため)」になると、以前、神父様のお説教の中で聞いたことがあります。このことに初めて気づいた方は、見方を変えることが得意で、しゃれが好きな方だったのでしょうね。

 長い人生の中では、なかなか自分の思い通りに物事が進まず、悩んだり落ち込んだりすることがあります。そのような状況の時、自分の思いを中心に今を考えることから、神さまからのメッセージをベースに物事を考えることに、ちょっと視点を変えてみてはいかがでしょう?

「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。
  これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられることです。」
         (テサロニケの信徒への手紙一第5章16-18)
                   (園長 鬼木 昌之)
<2021年度>6月号
みこころの月
2021年5月25日
 カトリック教会では、6月を「みこころの月」と呼び、イエスさまの“みこころ”を通して神さまの愛を思い起こし、イエスさまの限りない愛のしるしである“みこころ”を称えてきました。

 5月にも紹介した園のことばは、「イエスさまのように」というフレーズから始まります。

    イエスさまのように かみさまに したがう よいこども
      マリアさまに ならって やさしい こころ
       いつも なかよく あかるい こども
     きれいな はなを てんしの そので さかせましょう

 イエスさまのように 神さまに従うためにはどうすれば良いのでしょうか?その大切なヒントは聖書の中に記されています。

「先生、律法の中で、どの掟が最も重要でしょうか。」イエスは言われた。「『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』これが最も重要な第一の掟である。第二も、これと同じように重要である。『隣人を自分のように愛しなさい。』律法全体と預言者は、この二つの掟に基づいている。」(マタイによる福音書22章36~40)

また別の個所には次のように書かれています。

あなたがたに新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい(ヨハネによる福音書13章34)

 最も大切な掟は、神さまを愛しなさいというものでした。しかし、それはただ「神さま大好き」ということに留まらず。神さまが望まれるように生きることが求められているのです。そして、それと同じように隣人を愛することが大切だと教えてくださいました。さらに、それを人々に求めるだけではなく、イエスさまご自身が「わたしがあなたがたを愛したように」と、お手本を示してくださいました。

 イエスさまは、特に罪びとや、小さな人、弱い人を大切にされました。

 徴税人のザアカイは、ローマ政府の力をかさにきて税金を過剰にむしり取り私腹を肥やす、ユダヤ人にとっては裏切り者で、決して許せない人でした。しかし、イエスさまは、そのザアカイの家に泊まるとおっしゃったのです。当然、人々は「おい、あの人は、罪深い男のところに泊まろうとしているぞ。」とつぶやきあいました。しかし、イエスさまとふれあうことができたザアカイは「イエスさま、私はこれから財産の半分を貧しい人々に分け与えます。また、誰かからだまし取った分のお金は、4倍にして返します。」と改心したのです。「今日、救いがこの家に訪れた。人の子は、失われたものを捜して救うために来たのである。」(ルカによる福音書19章1~10)

 また次のようなたとえ話をしてくださいました。

「ある人が羊を百匹持っていて、その一匹が迷い出たとすれば。九十九匹を山に残しておいて、迷い出た一匹を捜しに行かないだろうか。はっきり言っておくが、もし、それを見つけたら、迷わずにいた九十九匹より、その一匹のことを喜ぶだろう。そのように、これらの小さな者が一人でも滅びることは、あなたの天の父の御心ではない。」(マタイによる福音書 18章10~14)

 このように、イエスさまのように神さまに従うためには、身近にいる人に心を配り、本当の意味での隣人となることが求められています。

 フランシスコ教皇様が昨年の6月、みこころについて次のようなお話をされたそうです。

「イエスの人間的であると共に神的なる聖心は、わたしたちがいつでもそこから神のいつくしみ、赦し、優しさを汲み取ることができる源泉なのです。(中略)わたしが祖母から習った古い祈りがあります。『イエスよ。わたしの心を、あなたの聖心に似たものにしてください』これは美しい祈りです。この美しく小さな祈りを、この6月に唱えましょう。」と。
                        (園長 鬼木 昌之)
<2021年度>5月号
5月は聖母月
2021年4月26日
 5月といえば端午の節句、こどもの日、こいのぼりや武者人形。ゴールデンウイークに立夏(今年は5月5日)。さらに八十八夜に茶摘みや田植え。また、躑躅(つつじ)や藤そして薔薇(ばら)、最近はあまり見かけなくなったけれど蓮華草(れんげそう)等の花々が美しい姿を見せてくれます。気温の変化が激しい春の終わりから、気持ちが良い初夏の陽気に変わっていくのがこの5月です。

 5月の清々(すがすが)しい晴れの日は「五月(さつき)晴れ」。もともとは旧暦の5月(新暦の6月頃)の梅雨の合間の晴れの日を「五月晴れ」と言っていましたが、最近では新暦の5月の気持ちが良い晴れの日も「五月晴れ」と呼ばれるようになりました。

 カトリック教会では、この5月を「聖母月」と呼び、マリアさまの優しさや神さまにしたがう従順な心を思い起こしたり、感謝の祈りを捧げたりする月になっています。その起源として、ヨーロッパでも多くの花が咲き乱れ新緑が美しい5月は、マリアさまに捧げる良い月ということから「聖母月」となったという説や、「メイ・クイーン」を選ぶ習慣から「その中でも最も美しいのはマリアさま」ということで5月が「聖母月」になったという説などがあるそうです。

 子どもたちは毎日、朝の祈りの後、園のことばを唱えています。

 イエスさまのように かみさまに したがう よいこども
      マリアさまに ならって やさしい こころ
       いつも なかよく あかるい こども
     きれいな はなを てんしの そので さかせましょう(天使幼稚園 園のことば)

 明るく元気いっぱい幼稚園生活を楽しみながら、善い行いができるようにイエスさまのことば(=神さまの願い)を思い起こし、優しいマリアさまのように、自分もみんなに優しくできる人になろうという幼稚園のめあてを繰り返し確かめています。

 家族という小さな社会から、同じ年代の友だちや先生と一緒に過ごす大きな社会の中に飛び込んだ子どもたち。自分の思い通りにはできない時があることや、自分と異なる思いを持っている人がいること、さらに共に過ごす小さい子を助けてあげたいという気持ちが沸き上がること等、人とのつながりの中で多くのことを学びながら成長していきます。

 新年度がスタートして1ヶ月。新しいクラスにも慣れ、そろそろ自己主張も強く出るようになっていきます。こうして迎える聖母月。小さな子どもたちだけれど、何でも「自分・自分」ではなく、「マリアさまに ならって やさしい こころ」を意識し、周りの人にも心を配りながら過ごしてほしいと願っています。

 新型コロナウイルスの感染拡大のため、また緊急事態宣言が出されました。不自由な生活のためストレスがたまり、物を壊したり誰かを攻撃したりというニュースも数多く耳にします。こんな時こそ、子どもたちと同じように「マリアさまに ならって やさしい こころ」を胸に刻み、周りの人への思いやりの心を持ちながら過ごしていきたいものですね。
                          (園長 鬼木 昌之)
<2021年度>4月号
チャレンジ
~新しい時代の新しい教育~
2021年4月12日

  みなさん、入園・進級おめでとうございます。

 初めての幼稚園生活が始まる年少さんだけでなく、新しいクラスで、新しい友だち、新しい先生と出会った年中さんや年長さんも、わくわくドキドキしながら新年度を迎えたことでしょう。これから共に過ごす日々、友だちや先生と一緒に、楽しく幼稚園生活を送りながら、一人ひとり、神さまから与えられた力を伸ばしていきましょう。

 コロナウイルスの影響で人々の暮らしが大きく変化した昨年度でしたが、コロナウイルスの感染拡大がなければ2020年度は「教育改革の年」という話題がもっと大きくクローズアップされるはずでした。

 情報通信技術の発達や、グローバル化の影響で、これからの時代は「今までの経験が役に立たない時代」になろうとしています。

「子どもたちの65%は将来、今は存在していない職業に就く」(キャシー・デビッドソン)
「今後10年~20年程度で、半数近くの仕事が自動化される可能性が高い」(マイケル・オズボーン)

そのような時代を生きる子どもたちの力を育むために、新しい小学校の学習指導要領が2020年度から実施されました。(中学校は2021年度・高等学校は2022年度から)そこでは「知識の量」から「知識の質」への変換を図るべく、プログラミングやアクティブラーニング、英語教育などが導入され、子どもたちの学び方が大きく変わることになり、そこに多くの関心が注がれるはずでした。

 このような変化は、子どもたちが大人になる、今から少し先の時代のことと思われていましたが、コロナウイルスの感染拡大により、見通しがたたない社会が一気に訪れました。その結果「正解のない社会」への対応が、未来を生きる子どもたちだけではなく、現代を生きるわたしたちにも求められることになりました。

 天使幼稚園でも、感染予防を図りつつ、「わくドキサマーDay(年長:お泊り保育)」や「エンジョイスポーツDay(運動会)」「クリスマスのおくりもの(クリスマス会)」など、子どもたちの成長に欠かせない様々な行事を、形を変えながら実施してきました。コロナウイルス終息の見通しがたたない今年度も、同じように知恵と工夫とで乗り越えなくてはならない日が続いていきます。

 これらのことを踏まえつつ、今年度は「チャレンジ~~新しい時代の新しい教育~」を天使幼稚園の目標として掲げました。「今まで通りにできない」のではなく、新しい時代に必要な力を育てるためには「何ができるか」と発想を変え、「新しい時代に向けた新しい教育」を生み出すことができるようチャレンジしてまいります。さらに、未来を生きる子どもたちに必要な力の土台を育むために、
  ① 自己肯定感を高めること
  ② 自ら学ぶ意欲を養うこと
  ③ アクティブラーニングにつながる友だちとの協力やコミュニケーション能力を養うこと
  ④ 思いやりの心を育てること
この4つに焦点を当て、保育内容を充実させていきたいと考えています。大きく変わりゆく時代の中、常に先を見通し、その根底にある「ねらい」を確かめつつ歩んでまいります。

 今年度もご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
                   (園長 鬼木 昌之)
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