学校法人 聖フランシスコ学園 天使幼稚園
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1日の生活
8:00  希望者のための早朝保育(無料)を行っています
9:00 登園
モンテッソーリ活動
朝のお祈り
各年齢別の活動
自由遊び
12:00 お弁当
自由遊び
13:00 降園準備
14:00 降園
18:00まで 希望者のための延長保育(30分~200円:定員1日15名)を行っています
月曜日放課後:希望者の英語教室(年長・年中児対象)
火曜日放課後:希望者の体操教室:チア教室(年長・年中児対象、年少児は3学期~)
年間行事
1学期 4月 始業式
入園式
5月 マリア祭
母の日の集い
春の遠足(親子)
6月 父の日の集い
7月 お泊り保育(年長)
夏休み
8月
今年度から夏休み・冬休みの預かり保育を実施します
夏期保育
夕涼み会
2学期 9月
10月 運動会
秋の遠足(シーパラダイス:年中・年少)
おいもほり遠足(年長)
11月 勤労訪問
12月 クリスマス会
3学期 1月
2月 新入園児体験入園
3月 修了式
卒園式
天使幼稚園の日々の様子を、
ブログを通してお届けしています。
こちらからご覧ください。
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 園のたより<2016年度>  園のたより<2017年度>
<2018年度>11月のおたより
ありがとうの花
2018年10月24日
 先日、保育室の前を歩いていると、年少組の女の子が
「えんちょうせんせい、だいすき。」と声をかけてくれました。
「園長先生も(あなたが)大好きだよ。」と答えると、
「ありがとう。」という返事が!!
この会話の中でこんなに自然に「ありがとう。」が出てくるなんて、きっと普段から「ありがとう。」と素直にいえる心が育っているんだなあ、まだ4歳になったばかりだけれどステキな人に成長しているなと感動を覚えた出来事でした。

  ありがとうって いったら みんなが わらってる 
   そのかおが うれしくて なんども ありがとう
     まちじゅうに さいている ありがとうの花
      かぜにふかれ あしたに とんでいく
    ありがとうの花が さくよ きみのまちにも ホラいつか
      ありがとうの花が さくよ みんなが わらってるよ

うたのおにいさん(1985年~1993年)の坂田おさむさん作詞、作曲の「ありがとうの花」です。このように、ありがとうという言葉には、人を幸せな気持ちにさせる魔法の力がこもっています。

 「ありがとう」を漢字で書くと「有難う」。それは有ることが難い(むずかしい)という意味で、本来は「滅多にないこと」や「珍しくて貴重だ」ということを表し、そこからそれほど貴重な出来事への感謝の思いがこのことばに込められるようになりました。

 「有ることが難しいできごと」といえば、医療がまだ発達していなかった昔は、生まれた子どもが無事に成長することが難しかったので、子どもたちが3歳5歳7歳になった時、ここまで成長できたことに感謝し、さらにこれから健やかに過ごすことができるようにという願いを込めて七五三のお祝いをするようになったそうです。11月の恒例行事「七五三」にも、このように「ありがとう」の思いが込められています。

 また11月23日は勤労感謝の日。日頃自分たちのために働いてくださっている方々に「ありがとう。」と感謝の思いを伝える日です。人は誰も自分ひとりで生きているのではなく、周りの人に支えられ援けられて生きています。さらに視野を広げると、食べ物にしても石油を含めたエネルギー資源にしても、世界中の多くの人たちの働きのおかげで、日々の生活が成り立っています。私たちの生活すべては「有ることが難しいできごと」によって支えられていることに「勤労感謝の日」を通して子どもたちと一緒に気付き、より深い感謝の気持ちを持つことが大切だなと思います。
   神様は私たちの「願ったもの」よりも、
     幸せを増すのに「必要なもの」を与えてくださいます。
       それは必ずしも自分が欲しくないものかもしれません。
   しかしすべて必要なものなのだと、
     感謝して謙虚に受け入れることが大切です。(Sr.渡辺和子)

「有ることが難しい」神さまの恵みに、自然に「ありがとう。」と言える。そんな人になることができるとステキですね。           
                  (園長 鬼木 昌之)
<2018年度>10月のおたより<運動会号>
運動会へのご協力ありがとうございました
2018年10月17日
 運動会の総練習は雨のため2回延期になりましたが、運動会当日は朝まで広がっていた雲がだんだんと抜け、素晴らしい青空の下、大勢の皆様方の応援・協力をいただきながら無事に開催ずることができました。ありがとうございました。

 「ステップアップ~ねらいの確認と振り返りを通して~」を目標に掲げた今年度。運動会もまた、恒例の行事として行うだけではなく、まずは子どもたちが楽しく参加することができるように、そして困難なことを乗り越える力を育むことができるように、さらに子どもたち一人ひとりの成長の場となるようにと意識しながら、練習を重ねてきました。

 初めての運動会を迎えた年少さんは、最初の種目のかけっこの前に一人ひとりお名前を呼び大きな声で返事をすることに挑戦しました。ゆらゆら海の中をおよぐクラゲをイメージした年中のお遊戯は、まっすぐな線ではなく、くねくねと曲がった線の上に並びました。そして年長さんは今 年もリレーの順番を自分たちで話し合い、さらに組体操の最後の演技の名前を自分たちで「レインボーバード」と決め、張り切って取り組みました。このように学年ごとに年齢に応じたチャレンジを組み込んだ運動会。当日は、運動やお遊戯が得意な子も苦手な子もそれぞれに、自分の持っている力を発揮してくれていました。

 運動会の日お話したように、どのような活動でも上手くいったりいかなかったりすることがあるものです。この運動会でも、どれだけできたかということよりも、ここでの経験がどのように活かされていくかが、未来に向けた力を育む子どもたちにとって大切なこと。お家に帰ってからも、一人ひとりがんばったことをしっかりと引き出し聴いていただけたことと思います。

 次の大きな行事はクリスマス会。ちょっとゆっくりした日々を送った後、クリスマス会も子どもたち一人ひとりの成長を育む活動を組み込み、練習に励みたいと思います。

 最後になりましたが、運動会の係やボランティアを引き
受けてくださった皆様、お世話になりました。ありがとうございました。
                       (園長 鬼木 昌之)
<2018年度>10月のおたより
歌や音楽=神さまとの出会い
2018年9月26日
 ♪ とんぼの めがねは 水いろ めがね 
       青いお空を とんだから とんだから(作詞:額賀誠志)
 ♪ き き きのこ き き きのこ 
       ノコノコ ノコノコ あるいたり しない……(作詞:まど・みちお)

子どもたちが元気に歌う声が園長室まで聞こえてきています。そして、

 ♪ よろこばれる ひとになろう イエスさまのようなひとに
      あいをはこぶ ひとになろう イエスさまのようなひとに……(作者:不詳)

朝のお祈りが始まりました。このように、幼稚園の生活の中にはたくさんの歌や音楽があふれ、子どもたちは、わくわく、うきうきしながらその歌を歌ったり、時にはしんみりと歌の雰囲気を味わったりしています。

 言葉にメロディーをつけて表現する、それが人々の心を揺さぶるという体験は、幼稚園だけでなく私たちの生活の中にしっかりと溶け込んでいます。9月16日に引退された安室奈美恵さんの楽曲も、多くの人々の心に残るものとなっていました。そして、そのような歌を聴くだけではなく、カラオケでたくさんの仲間と一緒に歌ったり、気持ちがうきうきしたときについ鼻歌が出たりすることも、多くの人が体験しています。このように、歌や音楽は人々の心に潤いを持たせるものになっています。

 また、古今東西、音楽は人間と神さまをつなぐ重要な役割を果たしてきました。日本でも天照大神が天岩戸に隠れた時、天宇受売命(アマノウズメノミコト)がその前で舞い踊り、天照大神を岩戸から引き出したという神話が残っています。さらに、各地で行われるお祭りでも、笛や太鼓を用いたお囃子が大切な役割を担い、お寺で唱えられるお経も独特の旋律を持っています。

 カトリック教会でも、神さまを賛美する多くの楽曲がバッハやベートーヴェンを始め多くの作曲家によって作られました。また現代の日本でも、日本語で歌うことができる聖歌がたくさん作られて、日々の祈りやミサの中に用いられ、神さまへの祈りを支えてくれています。聖アウグスチヌスは「歌うことは愛している証拠」と、歌うことを通して神さまへの祈りをより深めることができるものだと人々に伝えています。

   草のそよぎにも、小川のせせらぎにも、耳を傾ければそこに音楽がある。(バイロン)

 神さまから作られた大自然の一部である人間は、その自然と調和することを通して心の安らぎを得ることができるようです。そしてその自然の生み出すリズムが、歌や音楽となって私たちをいやしてくれるのではないでしょうか。

   音楽とは精神と感覚の世界を結ぶ媒介のようなものである。(ベートーヴェン)

 秋の夜長、子どもと一緒に良い音楽を聴いたり、一緒に歌ったりするひと時を持ち、親子のふれあいを深めたり、神さまの大きな力に包まれていることを感じたりすることができると素敵ですね。
                        (園長 鬼木 昌之)
<2018年度>9月のおたより
これまでに経験したことのない……
2018年9月4日
 猛烈な暑さが続いた今年の夏。気象庁は何度も何度も「これまでに経験したことがない、命に関わるような暑さとなるので、厳重に注意してください。」と呼びかけ、さらに観測史上初めて5日連続して台風が発生し、台風12号は通常とは反対に東海地方に上陸してから九州に向かって進むなど、今までに経験したことがない動きをしていました。夏休み前に発生し多くの被害をもたらした「西日本豪雨」では「これまでに経験したことのないような大雨に警戒してください。」という特別警報が繰り返し出されました。

 私たちの生活は「過去の経験」の上に成り立っています。「東日本大震災」のときには、過去の津波の教訓である「津波てんでんこ(津波の時は、一人ひとりがてんでんばらばらに逃げて命を守ること)」が再び脚光をあびていました。また、私たちにこれからの天候を知らせてくれる天気予報は、過去のデータをもとに「このような気圧配置の時はこのような天気になる。」という経験から予測され出されています。ところが、そのような過去の経験を超える「想定外」の出来事が起きることが数多く見られるようになってきました。

 これまでの経験が通用しないということは気象現象だけではありません。

 国際化が進み、海外での出来事が日本の私たちの生活に大きな影響を与え、昔のように日本の常識だけでは、ものごとを進めることができなくなりました。また、ICT(アイ・シー・ティー:Information and Communication Technology:情報通信技術)の発達に伴い、生活スタイルも大きく変化し、IoT(アイ・オー・ティー:Internet of Things:モノのインターネット=暮らしの中にある様々な道具がインターネットにつながり、スマホ等を使って操作したり、物同士が連携して作動したりする技術)という新しい言葉も誕生するなど、その進化には目覚しいものがあります。

  「今の子どもたちの65%は、大学卒業時に、現在存在していない職業に就く」
                           (キャシー・デビットソン)

 未来を生きる子どもたちにとって、過去の経験に基づいた知識を身につけるだけでは役に立たない世の中が訪れようとしています。そのような未来を生き抜くことができるように、日本の教育は「問題を見つけることができたか」「友だちの意見を聞き、自分の意見を言いながら問題解決に取り組むことができたか」「様々な考えを出し、解決方法を見つけ出すことができたか」という「新しい学力観」への転換が図られ、幼稚園教育もそのための土台を培うことが求められています。

 天使幼稚園でも、この精神に基づいて昨年度の「初心・笑顔・チャレンジ」をベースにしながら、「ステップアップ~ねらいの確認と振り返りを通して~」を今年の重点目標に掲げて歩んでいます。運動会やクリスマス会など、子どもたちを活かすことができるたくさんの行事があるこの2学期。新しい時代を生きる子どもたちに求められる「自由さ」「応用力」「コミュニケーション力」などの土台を育むことが出来るような取り組みを考えているところです。

 一つひとつの行事、そして日々の活動が、今までどおりではなく、「これまでに経験したことのない」事態に対応できる力の礎になり、子どもたちの中に生きていくことができるよう、取り組んでいきたいと思っています。

 2学期もよろしくお願いいたします。     (園長 鬼木 昌之)
<2018年度>夏休みのおたより
変化や不思議を味わう夏休みを
2018年7月13日
 東京ではなかなか星を見ることができないけれど、今、空が暗くなる午後7時半すぎに空を見上げると、いくつもの明るい星を見つけることができます。西の空には宵の明星と呼ばれる金星が、そして南西の空には木星が輝いています。さらにその左、南東の空を見ると土星が出ています。もう少し遅い時間になると今度は南東の空に、赤い色の火星が昇ってきます。この火星は、今、地球に大接近してきているので、ひときわ大きく明るく輝いています。
 今週の月曜日の朝、東京でも激しい雨が降ったけれど、その後、夏空が広がりました。夏の空。午前中の雲はふわふわ浮かんで、ねこや魚、飛行機や船、花や人といろいろな形に変化していきます。先日も登園してきた一人の男の子が
「園長先生、犬がいるよ。」
と雲を指さしながら教えてくれました。午後になると遠くの空で雲がもくもくと盛り上がり、入道雲が姿を現します。日によってはそれが近づいてきて夕立を降らせます。

 火曜日の朝、幼稚園の通用門の掲示板の下で、セミの抜け殻を見つけたお友だちが、片手に図鑑を持ってその種類を確かめていました。これは何だろうと思ったときにすぐに調べてみる。それが科学を探求する第一歩となるものです。今、姿を見せ始めたセミだけれど、もう少しすると「ジリジリジリ」とアブラゼミや「ミーンミンミン」というミンミンゼミの賑やかな鳴き声が街中に響き渡り、やがてそれが「カナカナカナ」というヒグラシの鳴き声に替わり、ツクツクホーシが鳴き始めると夏の終わりを迎えます。

 水曜日の登園時間に、一人の女の子が
「園長先生、この石、温かいよ。さわってみて。」
と手に持った黒いすべすべとした石を差し出してきました。足元にある石を拾ったら、思いがけず温かかった。その驚きや楽しさからこの石を大切に持ってきたのでしょう。私に見せた後、その石をほっぺに当てながら嬉しそうにお部屋に向かっていきました。

 私たちの周りには、このように時期によってあるいは季節によって変化したり、ふと気付くと不思議に感じたりする自然現象がたくさんがあります。日々、同じリズムで生活をしていると、そのリズムに流され、ついつい身の周りの変化や不思議な出来事を見落としてしまいがちになるものです。でも、季節の変化を感じたり、不思議だなと思うことをたくさん見つけたり、そこでの気付きを大切にしもっと詳しく知ろうとしたりすることが、子どもたちの成長につながっていくものです。

 来週から夏休みが始まります。幼稚園がお休みのこの日々。いつもは早寝早起きをしなくてはいけないけれど、ちょっと遅くまで起きて、たくさんの明るい星を探してみたり、普段は行かないところに親子で出かけ、いつもとは違う発見をしてみたり、の~んびり自然の変化を楽しんでみたりする良い機会となるのではないでしょうか。

(おまけ)7月19日20時42分~45分と、7月20日19時50分~53分に、空を見上げていると、国際宇宙ステーション「きぼう」を見ることができますよ。明るい光の点がゆっくり動いていくので、すぐに分かります。詳しいことは、インターネットで「きぼう 見よう」と検索してみてください。
                            (園長 鬼木 昌之)
<2018年度>7月のおたより
ふ れ あ い
2018年6月20日
 先週の「父の日の集い」。お忙しい中ご参加いただきありがとうございました。雨が心配されたものの、園庭での「エビカニクス」や、ふれあいゲームも無事実施することができました。また今年は、園長の話のとき、園生活のスライドショーを通して日頃のお子さまの様子見ていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

  子育てには「抱いて」「降ろして」「ほっといて」。
   子どもの発達に合わせた3段階があるといえるでしょう。
    =子どもはみんな問題児=(中川李枝子)より

 やがて成長し親離れしていく子どもたちだけれど、幼稚園に通う今は、親子がしっかりとふれ合い、子どもが安心してすごす中、自分は大切にされているんだと感じながら自己肯定感を育み、一方、悪いことをしたときにはきちんと叱ってもらい、善悪の判断ができる素地を養っていく、大切な時期にあたります。

 周りにいる人々によって守られ成長している子どもたちは、特にお父さんやお母さんは、自分の事をよく理解してくれる存在だと信じ、全幅の信頼を寄せています。教えたわけではないのに、寂しくなった小さな子どもの口から出てくることばは「ママがいい~」。

 「パパがいい~。」ということばが先に出るケースはまだ聞いたことがありませんが、それは子どもとふれ合う時間と深さの違いでしょう。でも「ママがいい~。」の背景には、信頼できるママとそのママを支えるパパの姿があるのす。ママと張り合う必要はないけれど、お母さんと同じように、お父さんも子どもとのふれ合いを意識していくと良いのではないでしょうか。

   家族とは、「ある」ものではなく、手をかけて「育む」ものです。
                                 (日野原重明)

 幼稚園時代の子どもたちは、親子での会話が成り立つようになる時期でもあります。おしゃべりが得意な子は、「聞いて聞いて」と、とめどなく話が湧き上がる一方、お話が得意ではない子は、何を聞いてもぽつんと一言返ってくるのがやっとというケースも見られます。この時期の親に求められるのは、一人ひとりの特性に応じて、心の奥にある声を聴き出してあげることです。そのために、じっくりと子どもの話を聞く姿勢を大切にすることはもちろん、日頃の子どもたちの様子を知っておくことも大切です。「親子(家族)だから何でも分かっている……。」ではなく、細やかな心づかいで子ども(家族)を観察し、相手を理解してあげる努力を惜しんではならないというのが日野原先生の教えです。

  子どもには子どもの言い分があり、言いなりにならないものだ。
   親はこの点を肝に銘じて振る舞わなければならない。
    子どもたちは親の所有物でもペットでもない。 
                          (カルロス・ゴーン)

 後数年すれば、子どもたちは親の子離れより先に、親離れをしていきます。「降ろして」「ほっといて」の時期になった時、親は子どもの自立を大切にし、喜びを持って迎えねばなりません。素直に親子で向き合える今だからこそのふれ合いを、大切にできるといいですね。
                         (園長 鬼木 昌之)
<2018年度>6月のおたより
世 界 を 広 げ る
2018年5月24日
 今年の春の親子遠足も天候に恵まれ、広い砧(きぬた)公園で楽しく過ごすことができました。保護者の皆様、現地集合、解散にご協力いただきありがとうございました。子どもたちといっしょに踊った「エビカニクス」や、クラスごとのゲームは楽しんでいただけましたか? 

 砧公園は、以前ゴルフ場だった場所を公園にしたので、広い芝生の広場や、陽射しをさえぎる程よい木々があり、遠足には絶好の環境が整っています。

 お弁当が終わり、自然がいっぱいの広場で思い思いに遊び回っていた子どもたち。

 ひとりのお友だちが、お母さんとオオバコの茎で草ずもうをしていると、周りにいた子どもたちが興味深そうに集まり、早速オオバコの草ずもう大会が始まりました。
「太いほうが強いのよ。」
始めたばかりだけど、子どもたちは今まで学んできたさまざまな経験を使って、強いオオバコはどれかを考え、とってきては対戦。
「やったぁ!」「じゃあ、今度はこっち。」「この草、強いよ。」
と楽しんでいました。その近くでは、年少のお友だちが先生やお友だちから教えてもらいながらシロツメクサで指輪作り。すると年中さんや年長さんは、もっとたくさんのシロツメクサを編んでブレスレットや冠を作り、腕や頭につけて嬉しそうにしていました。

 木立の下では低く垂れ下がっている桜の枝をゆすり、低いところで枝分かれしているところではそれに乗ってミニ木登りに挑戦。あずまやの石垣では、
「ぼく、ここから飛び降りられるよ。」
と、身長よりも高い石垣から飛び降りているお友だちも。遠くを見ると、5~6人の男の子がモンシロチョウを追いかけて、お隣の幼稚園児が集まっている場所の横を抜け、200m近く離れたところまで駆けていっていました。街中では迷子になりそうなこの距離も、広い公園の中だと目が届きます。

 こうしていろいろな遊びを楽しんでいた子どもたち。ただ遊んでいるだけのように見えるけれど、子どもたちはこうして新しい体験をするたびに、五感を働かせながら、新たな知識を得、できるようになる技術を身につけ、自分の世界を広げていっています。このような子どもたちの成長は素晴らしいもの。その場ではすぐには分からないけれど、少し前の子どもたちの様子を思い起こすと、あんなことも分かるようになったんだ、こんなこともできるようになったんだと改めて気付かされるものです。

  子どもを不幸にする一番確実な方法は、
     いつでも、なんでも手に入れられるようにしてやる事である
                (ジャン・ジャック・ルソー)

 多くの可能性を秘めた子どもたちが、自ら育っていくためには、子どもたちがいろいろな体験をする環境を準備したり、子どもの気付きをじっと待ったり、子どもの「できた」という喜びに共感できる仲間やおとなが近くにいることも大切なこと。天使幼稚園での生活、活動、行事の一つひとつが、子どもたちの成長の糧となるよう、これからも子どもたちの気付きややる気、失敗を乗り越える心の強さや知恵を大切にしながら、子どもたち一人ひとりの世界を広げていきたいと思っています。 
                       (園長 鬼木 昌之)
<2018年度>5月のおたより
できるようになったよ
2018年4月25日
 先日、2階の保育室を回っていると、1階のクラスの年長さんが、
「ケーキを作ったから、見に来てください。」
と、にこにこ笑顔で呼びに来ました。お部屋に行ってみると、かわいい飾りがついたおいしそうなケーキが! 年長さんにもなると、ずいぶんと立派な作品を作ることができるようになるものです。

 ただの粘土のかたまりを、自分がイメージしたものに作り変えていく。そこには作りたいものを考える想像力や、それを作り上げる技能などが求められます。そして、それが完成したときの嬉しさが、新たな活動への意欲へと高まっていきます。

 天使幼稚園では、年長さんになると英語の先生と一緒に、英語を楽しく学んでいます。
“Sit down please” “Make a circle”
など、基本的に英語だけで指示を聞き、行動に移します。まだまだ英語の知識はないけれど、先生のアクションやお友だちの様子を見ながら、少しずつその意味を理解し、行動できるようになっていきます。

 おとなになると、全くお手上げになるこのような場面でも、子どもたちはその場の状況や雰囲気から、先生が指示している内容を考え、英語を聞き取ることができるようになるものです。思い返せば、ことばについての知識が何もない赤ちゃんのころから、周りの人が発することばを聞くうちにその意味を理解し、単語から2語文、3語文と話せるようになり、さらには自分の思いを表現することまでできるようになる子どもたち。ことばを習得する力はおとな以上にあるようです。

 外遊びの時間、雲梯(うんてい)をしていた年中さんが、端から3つ目のバーまで渡ることができ、
「わたし、はじめて渡ることができたの。」
と、嬉しそうに報告してくれました。初めはぶら下がるだけで精一杯だったのに、次のバーに手を伸ばして渡ることができる、それは子どもにとって大きな成長の一歩です。

 このように、子どもの世界には「できるようになる」体験が数多く存在しています。粘土遊びだけでなく、真っ白な画用紙に色鉛筆やクレヨンを走らせると、思い思いの絵を描くことができ、覚えたことばを紡いでいくと、自分の思いや考えを人に伝えることができるようになっていきます。また雲梯だけでなく、総合遊具のすべり棒をすべって降りることができるようになることや、クライミングウォールの一番上まで登ることも、子どもたちにとって「できたという喜び」を感じることができる遊びのひとつです。

 21世紀の真っ只中を生きる子どもたち。今、その子どもたちに求められているのが「生きる力」です。いかにたくさんのことを暗記できたかという「従来型の学力観」から、「問題を見つけることができたか」「友だちの意見を聞き、自分の意見を言いながら問題解決に取り組むことができたか」「様々な考えを出し、解決方法を見つけ出すことができたか」という「新しい学力観」を土台とした学びの基礎を育てるために、天使幼稚園ではこの「できるようなったよ」という体験を大切にしていきたいと考えています。

 「幼稚園で泣かなかったよ。」「幼稚園でお友だちができたよ。」「大きな声でごあいさつをすることができたよ。」「モンテッソーリのお仕事でテープを編みこんでバッグを作ったよ。」「わたし100まで数えられるようになったよ。」…………。

 子どもたちが「できるようになること」は人それぞれ。でもその一人ひとりの「できた」という思いが、その子を育てていく礎となるものです。お子さまが「できるようになったよ!」と報告してくれたときには、全身全霊を込めてそれに共感し、子どもの内面から湧き上がる思いを大切にできるといいですね。
                       (園長 鬼木 昌之)
<2018年度>4月のおたより
ステップアップ
~ねらいの確認と振り返りを通して~
2018年4月9日

 春分の日には雪が舞っていたのに、その後、初夏のような陽気が訪れ、桜の木は始業式・入園式を待つことなく葉桜になってしまいました。それでも、ハナミズキのピンクの花や、モミジの鮮やかな若葉などが幼稚園を包み、子どもたちの進級・入園をお祝いしてくれています。

 72回目の春を迎えた天使幼稚園。昨年度は「初心・笑顔・チャレンジ」を目標に掲げ、多くの新しいことに挑戦し、未来を生きる子どもたちの力を培うことができるように取り組んできました。

  人間にとって最高の幸福は、一年の終わりにおける自己を、
   その一年の始めにおける自己よりも、
    遥かに良くなったと感ずることである。(トルストイ)

遥かに……とはいかないものの、昨年度は皆様方のご協力のおかげで、一歩一歩確実にあゆむことが出来ました。

 物事を進めるとき必要なステップに、「PDCAサイクル」があります。
   Plan(計画):従来の実績や将来の予測などをもとにして計画を作成する。
   Do (実行):計画に沿って実行する。
   Check(評価):実施していることがねらいや計画に沿っているかどうかを確認する。
   Act (改善):評価をもとに更なるステップアップを図る。

 新しい年度を迎えるにあたり、天使幼稚園でも昨年度1年間のあゆみを振り返り、更なるActに取り組むことができるよう、話し合いを重ね、計画を立てているところです。

   幸せになりたいならば、「あの時ああして いれば」と言う代わりに、
    「この次はこう しよう」と言うことだ。(スマイリー・ブラントン)

 1年間を振り返ると、順調にいったことばかりではなく、順調にいかなかったことも数多く思い浮かびます。学校でよく「評価」ということばを使います。「通知表・通信表」に5段階で示されたり、3段階評価に○を付けて伝えられたりもしています。それを見て「よく出来た」喜んだり、「点数が悪かった」とがっかりしたりするものです。でも、本来評価というものは、そこで喜んだりがっかりしたりするためのものではなく、良い面を伸ばし不足する面を改善していくための参考資料となるものです。

 天使幼稚園では昨年度の振り返り、評価を活かし、「この次はこうしよう」と前向きに進んでいくために「ステップアップ~ねらいの確認と振り返りを通して~」を今年の重点目標として掲げることにしました。

 「美しいこころ」「強いからだ」「明るいこども」という園のモットーを礎に、新しい時代を生きる子どもたちに求められる「自由さ」「応用力」「コミュニケーション力」などの力を育むことが出来るよう、今年度も保護者の皆様方と協力しながら、さらなるステップアップを図っていきたいと思います。

 今年度もどうぞよろしくお願いいたします。 
                          (園長 鬼木 昌之)

 園のたより<2016年度>  園のたより<2017年度>
天使幼稚園(東京都)
〒146-0085
東京都大田区久が原4-3-23
TEL 03-3751-2502
FAX 03-3751-4092
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